S45C⇒SCM440に素材変更して欠け防止

長寿命化
不良改善

Before スプライン穴が欠けてしまって困っている…

お客様からはスプライン穴付きのスプロケット軸の製作依頼をいただきました。現状としては、S45Cで高周波焼き入れを行った製品を使用しているのですが、スプライン穴部分が欠けてしまうという問題があるとのことで、材料選定のご依頼をいただきました。

After SCM440に材料を切り替えることで欠けない製品を実現！

そこで、当社はSCM440材に材料を切り替えて調質を行うことをてご提案いたしました。具体的には調質を行うことで高い強度と靭性を持つSCM440材を用いて調質を行うことで、摩耗や傷に強い製品を実現いたしました。
硬度が高いだけでは今回の事例のように欠けが発生してしまう場合がございます。そういった場合に重要になるのが、粘り・靭性です。ある程度の硬度を保ったうえで靭性を高めることによって、欠けにくく、摩耗もしにくい長寿命な製品を実現することができます。