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一体型ピストン⇒SCM材部分+BC材部分で別々に製作し溶接しコストダウンを実現

  • コストダウン

Before 安価かつ硬度のあるピストンを製作してほしい…

  安価かつ硬度のあるピストンを製作してほしい…

お客様からは、シリンダー用ピストンの製作依頼をいただきました。
元々はSCM材を溶射したものを使っていたのですが、単価が高かったため交換頻度を減らすため長く使用していたら折れてしまったとのことで、お客様より「もう少し頻度高く交換しやすいように安価かつ硬度のあるピストンをできないか」というご相談をいただきました。また、使用していた元々のピストンが折れて生産ラインが止まってしまったため、できるだけ早く納品してほしいということで短納期の希望もございました。

After ピストンをSCM材部分とBC材部分で別々に製作し材料費や加工費を削減!

  ピストンをSCM材部分とBC材部分で別々に製作し材料費や加工費を削減!

そこで当社では、摺動部となるピストンをSCM材部分とBC材部分で別々に製作し、接合後に研磨処理を実施することをご提案いたしました。具体的には、SCM材部分は研磨処理を施し、接合後のロッド部分には硬質クロームのめっき処理を行いました。その後BC材部分を研磨して合わせるように仕上げました。

このように、摺動部となるピストンを異なる材質で別々に製作し、最適な処理を施すことで、材料費や加工費を削減することが可能となり、結果としてコストダウンを実現することができました。

まとめ

当サイトを運営する平野鉄工株式会社は、自動車業界で積み重ねてきた実績とノウハウを活かして、様々な業界のお客様に金属部品を製造・納品しております。特にローラーやシャフトなどの丸物旋盤加工品に対する、耐摩耗性や強度を向上させる長寿命化提案には自信があります。

単品・試作からでも短納期で対応いたします。既存部品のコストダウンもお任せください!固定概念に囚われない、斬新なアイデアと信頼の厚い技術力で、あらゆる金属部品のお困りごとを解決いたします!

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