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ピストンロッドの銅溶射・硬質クロムメッキ加工

ピストンロッドの銅溶射・硬質クロムメッキ加工
ピストンロッドの銅溶射・硬質クロムメッキ加工
ピストンロッドの銅溶射・硬質クロムメッキ加工
ピストンロッドの銅溶射・硬質クロムメッキ加工
材質S45C・ALBC
表面処理硬質クロムメッキ
加工工程先端部のRの削り(旋盤加工①)→銅溶射→全加工(旋盤加工②)→研磨→硬質クロムめっき→バフ研磨
サイズφ80×301
精度Φ80(-0.036~-0.090)・Φ50(-0.030~-0.070)

詳細説明

今回ご紹介するのは、S45CとALBCを組み合わせたピストンロッドの加工事例です。サイズはΦ80×301で、外径Φ80(-0.036~-0.090)、Φ50(-0.030~-0.070)の精度が要求されました。加工工程は、先端部のR削りから始まり、銅溶射、旋盤による全加工、研磨、硬質クロムメッキ、最終バフ研磨と複数にわたり、非常に複雑な流れとなりました。

特にピストンロッドは銅膜の三層処理が必要で、鉄の「巻き返し」が外に出ないよう工夫を施しました。溶射業者の指定として、先端部の鉄を削りRをつけて銅を盛る必要があり、この形状に仕上げることで安定した性能を確保しています。相見積もり案件ではありましたが、最終的に当社以外からは見積提出がなく、対応できる加工力が限られている案件であることを裏付ける結果となりました。当社が金属コーディネーターとして加工会社との橋渡しを行い、複雑な工程を一貫して管理したことで、品質と納期の両立を実現しています。

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