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熱変化を見極めて高精度に仕上げたBC材製ツバ付きブッシュ

熱変化を見極めて高精度に仕上げたBC材製ツバ付きブッシュ
熱変化を見極めて高精度に仕上げたBC材製ツバ付きブッシュ
熱変化を見極めて高精度に仕上げたBC材製ツバ付きブッシュ
熱変化を見極めて高精度に仕上げたBC材製ツバ付きブッシュ
製品種類ツバ付ブッシュ
材質 BC材
機能・目的精度向上
サイズΦ50ーΦ40×33
精度外径部(+0.026~+0.042)
加工工程旋盤・マシニング加工

詳細説明

BC材で製作した、中央に油溝と油穴を備えるツバ付きブッシュです。銅系材料は加工時の熱によって寸法が変化しやすいため、加工直後の測定値だけで仕上げを判断すると、常温に戻った後に狙いの公差から外れるおそれがあります。

本事例では、材料の温度変化を見極めて工程を組み、外径公差+0.026~+0.042mmを確保しました。

この事例のポイント

お客様の課題

加工熱で寸法が変わるBC材を
指定公差内に仕上げたい

平野鉄工の突破口

常温に戻る時間まで
加工工程として設計

生まれた「!!」

油溝・油穴を加工し
外径公差を確保

01お客様の「?」|BC材を指定公差内に安定して仕上げたい

今回の部品は、外径Φ50、内径Φ40、全長33mmのツバ付きブッシュです。中央には潤滑のための油溝と油穴があり、外径には+0.026~+0.042mmの公差が求められていました。

形状をつくるだけでなく、組み付けに関わる外径寸法を安定して仕上げる必要がありました。

02「?」の奥にあった本当の課題|加工中と常温時で寸法が同じとは限らない

BC材をはじめとする銅系材料は、旋盤加工やマシニング加工で生じる熱の影響を受けます。加工直後の温度が上がった状態で測定し、そのまま仕上げを完了すると、材料が常温に戻ったときに寸法が変化する可能性があります。

本当の課題は加工機の精度だけでなく、材料の温度変化まで含めて完成寸法を管理することでした。

03平野鉄工が考えた突破口|待ち時間も、精度をつくる工程にする

加工直後の測定値だけで完成とせず、一度材料を常温まで戻してから寸法を確認し、必要な再加工を行う工程を採用しました。

機械を動かしている時間だけでなく、温度が落ち着くまでの時間も加工計画に含めることで、最終的な使用状態に近い条件で寸法を追い込みました。

04実施した材料・加工・熱処理

材料にはBC材を使用し、旋盤加工で外径・内径・端面を成形したうえで、マシニング加工により中央の油溝と油穴を加工しました。加工熱による寸法変化を考慮し、加工途中で材料を常温まで戻してから寸法を再確認し、外径を仕上げています。本事例では熱処理は行わず、加工順序と温度管理によって要求精度に対応しました。

MATERIALBC材
PROCESS旋盤・マシニング
CONTROL常温復帰・再加工

05生まれた「!!」|温度変化を見越して外径精度を確保

常温に戻した後の寸法を基準に仕上げることで、外径公差+0.026~+0.042mmを確保しました。また、中央の油溝と油穴も一貫して加工し、潤滑機能を備えたツバ付きブッシュとして完成させています。

Φ50-Φ40×33製品サイズ
+0.026~+0.042mm確認できた外径公差
油溝・油穴潤滑機能を付加

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銅系材料の精密加工では、図面どおりに削る技術だけでなく、加工熱による寸法変化を見越して工程を組むことが重要です。平野鉄工は、材質の特性、形状、要求公差を踏まえ、加工順序や測定のタイミングまで考えて最適な加工方法をご提案します。

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