加工事例

TOP / 加工事例 / SCM440製 Φ280×243 カップリング・本体

SCM440製 Φ280×243 カップリング・本体

SCM440製 Φ280×243 カップリング・本体
SCM440製 Φ280×243 カップリング・本体
SCM440製 Φ280×243 カップリング・本体
SCM440製 Φ280×243 カップリング・本体
材質SCM440
サイズΦ280×243
加工工程旋盤加工, →マシニング加工
精度Φ220(+0.05~0),40(0~-0.03)
機能・目的コストダウン

詳細説明

本事例は、クロムモリブデン鋼(SCM440)を使用し、Φ280×243mmのサイズで製作した、製鉄工場向け設備部品のサイジングミル交換用「カップリング・本体(新製品)」です。旋盤加工とマシニング加工を組み合わせることで、Φ220(+0.05~0)や40(0~-0.03)という厳しい寸法公差を確実にクリアし、高度な嵌合精度と大幅なコストダウンを両立させております。

本製品は、製鉄工場で使用されるサイジングミルの交換用本体部分です。従来はカップリング本体と歯が一体型の構造となっていましたが、過酷な稼働環境により歯先のへたり(摩耗)が早く、まだ十分に使える本体ごと部品全体を交換しなければならず、コスト面で大きな課題となっていました。そこで私たちは、お客様のランニングコストを劇的に削減するための改善案として、摩耗しやすい歯の部分と本体を切り離した「分割型」の構造を新たにご提案いたしました。今回は、その分割された本体側の製作事例となります。

製造における最大のポイントは、分割型にしたことで、別部品である「カップリング用・歯」を組み付けた際に、まるで一体型であるかのような高い嵌合性と一体感が求められる点です。そのため、接合部には回転時のズレを完全に排除するためのキーを設けて一体感を高めています。このキーおよび接合部の加工精度は極めて厳しく管理されており、工程や加工方法の選択を一手でも間違えると、目標とする精度が出ず最終的な仕上がりに到達できなくなってしまいます。

私たちは、旋盤加工による大径の同軸度・振れ精度出しから、マシニング加工による高精度なキー溝加工にいたるまで、慎重に加工工程を設計・管理いたしました。これにより、ガタつきのない緊密な一体感を持たせ、分割型でありながらも従来の一体型と同等以上の安定した稼働性能を担保し、お客様の狙い通りのコストダウンを実現いたしました。

=====================

当サイトを運営する平野鉄工株式会社は、自動車駆動部品の製造で研鑚を積んだ精密丸物加工技術を基盤とし、重工業界の設備部品製造を幅広く受託しています。直径φ5の微小ピンから、クレーンでの段取りを要する中型部品、さらには独自の外注加工ネットワークを駆使した最大φ900の長尺・大径シャフトやローラーの調達まで柔軟に対応可能です。

私たちは単なる切削加工に留まらず、調質や高周波焼入れ、浸炭焼入れといった最適な熱処理の選定から、硬質クロムめっき、さらには超硬・ステライト溶射を用いた部品の肉盛り・再利用まで、現場の長寿命化ニーズに直結する部品の納品をお約束いたします。他社で敬遠されがちな小ロット・単品の特急案件や、工法転換による徹底的なコストダウン提案もお任せください。薄肉カラーや特大アダプターをはじめ、寸法のばらつきを許さない超精密な丸物加工品の設計・調達でお困りの際は、「ローラー・シャフト旋盤加工長寿命化ナビ」へご相談ください。

関連事例一覧